- かっこ
- I
かっこ「かっこう(恰好・格好)」の転。II
「~をつける」「~悪い」「~いい」
かっこ〔「からころ」という音からの幼児語〕下駄。IIIかっこ【各個】いくつかあるものの一つ一つ。 おのおの。 めいめい。 それぞれ。IVかっこ【各戸】それぞれの家。Vかっこ【喝火】〔「こ」は唐音〕禅寺で, 夜半や就寝前に火の用心を呼びまわること。 また, それをする僧。VIかっこ【括弧】文・語・文字などを囲み, ほかと区別するために用いる記号。 また, その符号を付けること。 ()「」『 』 [ ] { } 〈 〉 など。VIIかっこ【確固・確乎】しっかりしていて, 容易に動かされないさま。VIII「~たる信念」「~とした決意」
かっこ【羯鼓】〔五胡の一つ羯族の用いた鼓〕(1)雅楽で用いる太鼓の一種。 左方楽の主要打楽器。 台の上に横にして据えた鼓を両手に持った桴(バチ)で両面からたたく。 両杖鼓(リヨウジヨウコ)。(2)能の舞事(マイゴト)の一。 羯鼓の作り物を胸下に付けて打ちつつ軽快なリズムで舞うもの。 「自然居士」「花月」などにある。(3)狂言の囃子(ハヤシ)事の一。 羯鼓を打ちつつ舞うもので, 笛だけで囃(ハヤ)す。(4)歌舞伎の下座で用いる, {(1)}同様の楽器。 王朝物の宮殿の場などで使う。(5)能・歌舞伎で用いる, {(1)}を模した小道具。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.